
11万人が楽しんだ九谷焼の陶器市
九谷茶碗まつり2025
今年もゴールデンウィークの5月3日〜5日に開催された「九谷茶碗まつり2025」。大きく3つの会場に分けての分散開催は今年で3回目。3会場の合計来場者数は11万人と、前年よりも多くの人が九谷茶碗まつりを楽しんだそう。
3会場それぞれのまつりの様子や、どんな九谷焼が並んでいたか見ていきましょう!
・根上会場(根上総合文化会館)
・和田山会場(能美ふるさとミュージアム隣)
・九谷陶芸村✴︎✴︎✴︎
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根上会場(根上総合文化会館)
根上会場には15の九谷焼の店舗が登場。さまざまな九谷焼と出会えました。
九谷焼の特徴でもある色彩豊かな絵付け。お手頃価格が嬉しい。
料理が映えそうな染付の器。
インパクトのあるモダンなデザインのものも。
形も絵付けもさまざまで可愛い豆皿。選ぶのも楽しい。
九谷焼ならではの華やかな絵付けが楽しめるのが招き猫といった置物たち。
日常使いしやすい絵付けでありながらも、食卓が華やぐデザイン。
マグなどのカップ類も豊富にラインナップ。
キッズ向けの可愛いデザインも発見。
「虚空蔵窯」のブース。トルコブルーや花模様の器が魅了的。
優しい色彩とデザインで魅了する「色絵遊」のブース。
妙泉陶房といった人気の窯元や中村陶志人氏の器も。
根上会場では、輪島塗や珠洲焼のブースも登場
今年の茶碗まつりは、「能美登(のみと)つながる! いしかわの伝統工芸」と題し、能登復旧復興を応援するとして、輪島塗や珠洲焼も販売され、訪れた人たちを魅了していました。
輪島塗の数々。艶感や色彩の美しさに惹き込まれます。
独特の風合いが楽しめる珠洲焼。灰黒色の色味は落ち着きがあって素敵です。
キッチンカーや屋台も楽しい!
毎年、茶碗まつりではさまざまなキッチンカーや屋台も出店しています。まさにおまつり! 子どもも大人も楽しめます。
根上会場の案内図
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和田山会場(能美ふるさとミュージアム隣)
和田山会場は、19の九谷焼のブースが並びました! 個性的な九谷焼もたくさんラインナップ。
1つひとつ手にとって器をじっくりチェック。
人気のハレクタニもお得なお値段。アウトレット品はさらにリーズナブル。
可愛い絵付けの器も充実。グリーンとの取り合わせも素敵です。
アニマル柄の絵付けのマグカップ。個性的!
巨匠と称される作家ものも並んでいて、来場者も足を止めていました。
個性がきらりと光る九谷焼のマグネット。
九谷焼がアクセサリーに。身につけても楽しめる!
猫好きにはたまりません。
九谷蒼穹会。杉原万理江、船木大輔、伊藤孝英、永井麻美、大西雄三朗、半田濃史の作家6名の作品が並んだ。
独立ブース「青郊窯」は今年も大人気!
美しい絵付けとお手頃価格で人気の青郊窯。茶碗まつりでも人が集中。みなさんお買い物を楽しんでいました♪
たくさんの屋台や模擬店も登場!
鮎の塩焼きや蟹汁、肉まんなど美味しそうなグルメでお腹も大満足。
和田山会場の案内図
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九谷陶芸村
陶芸村も茶碗まつり仕様に。店舗内はもちろん、お店の前にも特価品が並びました。
お店の中も外もお値打ち品やお気に入りを見つけるため、人がたくさん!
「職人工房」や「支援工房」では
作家さんの九谷焼がずらり
陶芸村では九谷焼が買えるお店だけでなく、実際に作家さんが作陶や絵付けをする工房があります。茶碗まつりでは、さまざまな作家さんの九谷焼が販売されていました。
職人工房。佐藤剛志氏や相川志保氏といった有名作家や、注目度の高い若手作家・南杏佳氏の作品など、さまざまな作家の九谷焼を楽しむことができました。
支援工房は、独立を目指す人材に設備・工房を貸し出す施設です。支援工房でも作家のブースが並びました。
陶芸村に「輪島朝市」がやってきた!
今年の九谷茶碗まつりは、能登の復旧復興を応援! そこで陶芸村内のメインストリートに輪島朝市が登場しました。
キッチンカーに屋台も多数集結!
スイーツにごはんものまで、色々なグルメを堪能。
「体験館」では、絵付けなど作家気分を満喫
陶芸村なら、九谷焼を買う、だけじゃなく、自分で作ることもできます。
体験館では、上絵付けや、ろくろや手びねりといった作陶も体験することができます。まつり期間以外でも、いつでも体験ができます。(KAM 能美市九谷焼美術館 | 体験館 |の記事はこちら)
体験館の裏手にあるのぼり窯。毎年、まつり期間中は、実際に薪で火を起こし、器の焼成が行われます。電気窯が主流の昨今、のぼり窯の焼成はとても貴重。
九谷陶芸村の案内図
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来場者数は、例年を上回る結果となり、大賑わいだった九谷茶碗まつり。ラインナップにしても、価格にしても、掘り出し物を見つけるにしても、満足度の高い陶器市です。