イベント・体験

能美市九谷焼美術館 | 体験館 | 作陶や絵付けが楽しめる


リニューアルオープン!
KAM 能美市九谷焼美術館 | 体験館 |

九谷陶芸村に隣接するKAM 能美市九谷焼美術館 | 体験館 |がリニューアルオープンしました。明るくキレイに生まれ変わった素敵空間では、絵付け体感、ロクロ体験、手びねり体験などを楽しむことができます。

<目次>
・絵付け体験 ロビーでゆっくり器を選ぶ
・絵付け体験 洋絵具(ようえのぐ)
・絵付け体験 和絵具(わえのぐ)
・作陶 ロクロ体験
・作陶 手びねり体験
・九谷陶片を使ってアクセサリー作り
・用途に合わせた3つの体験室
・電気窯3台、ガス窯1台、今では希少な登り窯も
・体験館は休憩スペースとしての利用もOK

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絵付け体験 ロビーでゆっくり器を選ぶ

体験館では絵付け可能な器のラインナップが充実! 洋食器に和食器、キャラクター物までさまざま。大人はもちろんお子様も楽しめます。お好みの器で、自分だけのオリジナル作品を作りましょう。

体験館のロビーは休憩のみの利用も可能なのだそう。ロビーのショーケースには絵付けできる器や素地(きじ)がずらりと並ぶ。

シナモロールの素地が2種類。

ウルトラマンのキャラクターはいろいろ選べて楽しい。

星のカービィも大人気。

マイメロディにハローキティ。

石川県のキャラクター「ひゃくまんさん」と能美市のキャラクター「ひぽ能ん」「ゆず美ん」。

食器類も充実。




食器で1番人気は丸いプレート皿。2番人気は四角い中皿。3番人気はコーヒーカップ。

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絵付け体験 洋絵具(ようえのぐ)

体験館では2種類の絵具を選ぶことができます。まずは洋絵具。青、ピンク、黒、緑、金色、赤、黄緑、黄色の8色が使えます。

絵具に水を入れてよく混ぜてから使います。

湯呑に絵付けを試みます。絵手紙のように絵だけでなく文字を書いてもOK。

絵付けした器は、その後焼成。
絵付け体験から約2種間ほどで完成品を受け取ることができます(完成品は体験館に取りに行く、または有料で郵送も可能です)。

 

絵付け体験|洋絵具|料金
洋絵具代500円(税込)プラス 素地代(400円〜2,000円程度)

所要時間
約1時間

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絵付け体験 和絵具(わえのぐ)

九谷焼の上絵で主に使われているのが、この和絵具。九谷焼ならではの重厚感や艶感はこの和絵具だからこそ出せる趣です。まさに九谷焼作家気分が味わえます。
色は、緑(青)、黄、紺青、紫、赤の5種類。

和絵具はガラス板の上で、よく擦って塗ります。

まずは呉須という顔料で輪郭線を描いていきます。焼成前は焦茶色ですが、焼成後は黒色になります。

呉須で輪郭線を描いた後、赤以外の4色・緑(青)、黄、紺青、紫の絵具を呉須線の上に置くように塗っていきます。
クリーム色の絵具は、焼成すると黄色に発色。

茶色の絵具は、焼成すると緑(青)色に発色します。焼成前と焼成後で色が異なるのが和絵具の難しいところ。

焼成して完成。

洋絵具に比べると、和絵具は塗ったところがぷっくらと厚みがあり、艶感も楽しめます。
和絵具での絵付けも、体験から約2種間ほどで完成品を受け取ることができます(完成品は体験館に取りに行く、または有料で郵送も可能です)。

 

絵付け体験|和絵具|料金
和絵具代700円(税込)プラス 素地代(400円〜2,000円程度)

所要時間
約1時間

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作陶 ロクロ体験

体験館では電動ロクロを使ってのロクロ成形での生地作りができます。
碗や鉢、コーヒーカップ、お皿や抹茶碗などが作れます。

まずはスタッフがデモンストレーションを行い、ロクロの使い方やポイントをレクチャー。
粘土を馴染ませ、両手で包むようにして粘土を上げていく。


親指の腹を当てて、穴を空けていきます。

さらに指先と指の腹で粘土を伸ばしていきます。

徐々に傾斜をつけていきます。

お皿の完成。

成形した器は焼成され、後日完成品をお渡し(完成品は体験館に取りに行く、または有料で郵送も可能です)。

先日、ご両親とお子様の4人家族がロクロ体験を楽しんでいかれたそう。一人ひとりが、自分用のご飯茶碗を製作。保育園年中のお子さんもロクロにチャレンジしたとか。後日、完成したご飯茶碗に絵付けもする予定。体験館では自分で作陶した器に、絵付けをすることも叶います。

ロクロ体験|料金
2,500円〜
※粘土はお1人1kg。作品は1点。
※余った粘土で作成もOK。ただし2点目以降焼成する場合は追加料金が必要となります。

所要時間
約2時間

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作陶 手びねり体験

手びねりでの素地作り体験もおすすめ。こちらもスタッフがデモンストレーションを行い、器や置物を成形するコツを教えてくれます。
まずはマグカップ作り。丸くした粘土の真ん中に穴を空けます。

内側から指を押し当て、穴を広げていきます。

紐状にした粘土を加えて、器の高さを出していきます。

取っ手をつけたら、マグカップの完成。

こちらは猫の置物。脚と耳を成形すればそれっぽくなるのだとか。

成形した器は焼成され、後日完成品をお渡し(完成品は体験館に取りに行く、または有料で郵送も可能です)。
手びねりは、粘土遊びのように、童心に帰って楽しめます。大人はもちろんお子様も一緒に、夢中で体験できます。

手びねり体験|料金
2,000円
※粘土はお1人1kg。作品は1点。
※余った粘土で製作もOK。ただし2点目以降焼成する場合は追加料金が必要となります。

所要時間
約2時間

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九谷陶片を使ってアクセサリー作り

もっと手軽に、気軽にもの作りをしたい人におすすめなのが「九谷陶片ハッピース」。九谷焼の陶片を使って、ヘアゴムやイヤリング、ブローチ、ピンバッチなどが作れます。


九谷陶片ハッピース|料金
1個、500円(税込)

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用途に合わせた3つの体験室

体験館には「筆の間」「雅の間」「器の間」があります。

|筆の間|
「筆の間」は、個人や少人数グループでの体験が行われる空間。



絵付けや手びねり体験ができます。

 

|雅の間|
「雅の間」は落ち着いた空間。
講師を招いた特別な絵付け体験会も開かれる。

先日は福島武山氏と福島礼子氏を講師に迎え、本格的な赤絵細描の絵付体験講座が行われました。

人気の九谷焼作家から直接、指導を受けることができる特別な時間。

筆や朱色の絵具は福島氏が持参してくれたものを実際に使用して体験。

リニューアルオープン記念企画  九谷焼特別絵付講座 講師紹介動画 はこちら

 

|器の間|
「器の間」は、大人数での絵付け体験や作陶体験が叶う広々空間。高さのあるテーブルなので、車椅子をご利用の方も絵付けや手びねり体験が楽しめます。


「器の間」には、電動ロクロが備わっています。

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電気窯3台、ガス窯1台
今では希少な登り窯も

絵付け体験や作陶体験で手がけた作品は、体験館内にある電気窯やガス窯で焼成されます。

 

|能美窯(登り窯)|
体験館の裏手にあるのが「能美窯」。こちらは今では珍しい薪焚きの登り窯です。

年2回、茶碗まつりの際に実際に火を入れて、素焼きや本焼きが行われます。
登り窯は、いつでも見学が可能。

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体験館は休憩スペースとしての利用もOK

陶芸村の一画にある体験館。陶芸村での買い物の休憩場所として無料で利用が可能です。
ロビーにはゆったり寛げるソファを完備。

自販機やバリアフリーのトイレ、授乳室もあり、家族連れでも安心。

 

 

KAM 能美市九谷焼美術館 |体験館|

住所
石川県能美市 泉台町南9

TEL
 0761-58-6300

開館時間
 9:00〜17:00(受付終了は16:00まで)

休館日
月曜(ただし月曜祝日の場合は開館、翌日代休)
年末年始(12/29〜1/3)

入館料
無料(各種体験は有料)

※無料のロッカーを完備。荷物を気にすることなく、身軽に体験ができます。